医学博士、農学博士、経営学修士号を持ち、「Patent University of America」の学長でかつ中国首都医科大学および同大学付属同仁病院名誉教授、エッセイストや写真家の顔も併せ持つ著者が、「口ぐせの心理学・生理学」の研究成果を披露した本である。 具体的には、「プラシーボ効果(=偽薬効果といわれ、偽の薬でも本物と信じさせることで同様の効果があること)」や「ピグマリオン効果(=あり得ないという不可能な願望であっても、強く思い続ければ願いはかなうこと)」や「サイコサイバネティックス理論(=自己像形成に関する理論で、揺るぎない自己像を持つことが、実在の本人を作っていくということ)」を、数々の実例を挙げながらわかりやすく紹介していく。著者は、「私たちは偉大なる自動目的達成装置(=確固たる目的を設定すれば、自分の意識していることや夢が実現するという心の力)を使い、また肯定的な心的態度で選択する力を持っている。それを正しく発揮すれば世の中に不可能なことなどない。誰もが望む人生を手に入れられる」と主張する。つまり、前向きな言葉を用いれば、幸福な人生を開いて行けるというのだ。 弱々しい人生より、自信に満ちた余裕のある人生を選びたい人、困難に満ちた人生より、方針ある人生を選びたい人、自分の周りの人たちをだめにする人生ではなく、よくする人生を選びたい人におすすめの1冊である。(増渕正明)
ありのままに、状況を受け止めてもいいんじゃないか?
本書に関するレビューが、基本的に肯定的な意見が多いようなので、私なりの異論・反論をしてみます。
仏教では、たとえば南無阿弥陀仏を唱えるだけで救われる、お題目をまずは唱えることだ、と教えられる。
日本一の納税額を何度も支払った斉藤一人さんは、「ついてる」と自分の人生を肯定することからはじめるべきと言われる。
人を変える前に、自分が変わる。
そのために、自分の価値観を変えるために、まずはとにかく現状を声に出して肯定してしまう。
ものすごく簡単に表現すると、こんなところだろう。
たしかに、納得できる部分も多い。
表題に目を奪われ購入をしてから、短時間で読みきって実践してみるのもいいかと一時期思った。
しかし、理屈抜きで肯定するのが本当に自分の生き方としていいのか?
これって、逃げてることにならないだろうか。
自分を肯定すればするほど、自己欺瞞みたいで逆にサイズの合わない服を着ているみたいで違和感を感じるようになった。
つまらないこと、苦しいこと、不愉快なこと、生きていれば思い通りにならないことはたくさんある。
だからなんとかしようとあがき続けるのだ。
朝起きて、ため息をつかれたら横で見ていて家族はつらいだろう。
それでも、自分が正直「嫌だな」と思ったことは「嫌だな」でいいんじゃないだろうか。
自分の価値観まで無意識のうちに修正なんてかけなくてもいいんじゃないか。
ありのままに受け入れ、ありのままにながされてもいいんじゃないか。
本書は十分に有意義な本であるし、基本的に私は肯定したい。
しかし、私は自分の生き方の中に、この本の考えを受け入れるつもりもない。
面白くてためになる
初めてこの本を読んだのは、5年前でした。はじめて読んだとき、とても衝撃的だった。でも心から納得したし、腑に落ちた。
どうして人は、「口ぐせどおりの人生を送る」のか?どうして言葉を変えれば、人生を変えることができるのか?
それは、人は「言葉」を使って考えるからだし、その人の「考え」はその人の「口ぐせ」となってあらわれるから。
なので、言葉を前向きなものに変えていけば、前向きな考え方に変えていけるようになる。
そして、何度も口にする言葉は、何度も自分に「暗示」をかけているのと同じで、
その口ぐせはその人の「思い込み」になり、その人の「自己像」を形成する。「思い込み」や「自己像」は、人生においておおきな影響をもつそうです。
なので、良い自己像や思い込みをもつことが、幸せな人生を送るうえで大切になってくる。
私達の脳は、私達が発する言葉を正確に読み取り、それを実現しようとする。
「現実」と「想像」の区別がつかない。なので、良い言葉を話し考えるようにし、良いイメージを持つようにすることで人生を変えていける。
とても分かりやすいですし、色々な話を盛り込んで、どうしてそう言えるのか説明されているので、納得できることも多いと思います。
「今はなくても、「ある」と思い込めば得られる」という部分が好きです!そして、毎日楽しく過ごしていくことが大切だなと思いました。
女性のみなさん、「老けた」なんて言わないでくださいね!まだまだこれからです!
わかりやすい自己改造本
自分が何か間違ってるとか、自分を変えてみたいと思って、いろいろ自己啓発系の本を読んでいてもいまひとつつかみきれない人におすすめ。もっとも簡単に自分を良い方向に持っていける本です。とにかく簡単、実践あるのみです。忘れないよう何度も読み返したい本なので、はじめは図書館で借りてきて読みましたが、改めて購入し直しました。
最高
この人の本最高です! 僕はいろんな自己啓発本を読みますが、これが一番です。 内容がすごくわかりやすく書かれています。ごちゃごちゃわかりにくい表現がまったくなく文字数も少なくて 読み手のことをよく考えてくれています。 そしてどの本もテンションが上がる。 著者の楽しいって気持ちと人生は素晴らしいって雰囲気がビシビシ 伝わってきます。 言葉はその人を表します。イジイジジメジメしてしみったれた言葉 を吐いてるとそんな人生になります。 楽しく楽しく楽しく!それこそが人生です。 僕は暗い部分を散々みたんで、これからはコノ本頼りに楽しく生きます。 佐藤先生ありがとう!
楽天か?じゃなくて、楽天家で行こう!
脳の仕組み、言葉(語彙)の力などを分かりやすく説明してくれて とても前向きな気持にさせられる、励まされる一冊。 明日から、更に楽天的に生きて行こう! そうすれば、道は開けるさ!
かんき出版
自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則 「朝の習慣」を変えると人生はうまくいく!―3分でできるマンネリ革命 ちょっとした習慣であなたの人生は変わる ―思いのままに望みが叶い、最高の自分を手に入れる!― ツキを呼び込む成功法則―ツイてる人生=よい気分+よい口ぐせ+よい体ぐせ あなたの夢をかなえる「未来日記」 “思い通りの人生”を手に入れる14日間トレーニング
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