アトランティスの暗号―10万年前の失われた叡智を求めて
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ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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評価が難しい本
かの有名なコリン・ウィルソンのアトランティス物。
前著、ランド・フレマスとの共著である「アトランティス・ブループリント」の薄さとあっけない終わり方とは対称的に分厚く内容盛りだくさんの意欲作。
実は「アトランティス・ブループリント」ではフレマスとの確執があり、不本意な形での出版となったため、本作こそが本来書きたかった内容らしい。
断定的な言い方で超古代文明について小気味よく話を進めて行くので前半はわくわくしながら読み進められるのだが、後半に入ると一転、一見してアトランティスと何の関係があるのか分らない話が延々と続く。シャーマンが出てくる辺りから怪しくなり、キリストの本当の生涯やフリーメーソンなど。人名、地名が山ほど登場し、話に付いて行くのは至難の業。いつになったらアトランティスにつながるのだろう、と投げ出しそうになったところ、ラスト80ページ辺りから理解可能な話題になり、最終章に流れ込む。
8章から9章までは最初は飛ばして読んだ方がよいかもしれない。そうすれば誰にとっても非常に楽しい本となろう。さもなくば逆に非常なる忍耐が要求される本である。
学習研究社
超越意識の探求―自己実現のための意識獲得法 アトランティス・ブループリント―神々の壮大なる設計図 (知の冒険シリーズ) 賢者の石 (創元推理文庫 641-1) アトランティス物語―「失われた帝国」の全貌 タリズマン〈下〉―秘められた知識の系譜
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