アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争



アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争
アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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スポーツ用品業界の勃興と世界的スポーツイベントの舞台裏

アディダスとプーマといえば、どちらもスポーツ用品を中心に取り扱う国際企業として
知られていますが、その両社の源流となる会社がナチスドイツの戦渦が強まる頃、
製靴業の「ダスラー兄弟商会」を技術一辺倒のアドルフ(アディ)・ダスラーと
外交的なルドルフ(ルディ)・ダスラーの兄弟がバイエルン北部に創業したところから
本書は始まります。

レニ・リーフェンシュタールの「オリンピア」で有名なベルリンオリンピックへの
シューズの提供をきっかけとした快進撃、そして敗戦、またナチ高官だったことで
戦後裁判へかけられ、最終的には対応の思い違いが決定的にした兄弟の決別へと
繋がり、兄弟の愛称から想像の通り、「ダスラー兄弟商会」は後にアディの設立した
アディダスとルディのルーダ(後のプーマ)に袂を分かちます。

そこからは両者は本社を同じ地で川を挟んで対岸に構える一方で、性格の異なった
歩みをはじめます。お互いに牽制し、罵り合いながらも成長を続けますが、それも
中心で支えていたアディとルディの死去により、残された一族と会社の経営は
それぞれに錯綜します。

そこからはアディダスの混乱と変遷、そして、時を経るにつれ巨大化していく
オリンピックやサッカープロリーグに投下する資本とその世界戦略が話題の
中心となり、プーマは折に触れてアディダスと対峙するライバルとなります。

本書はライバルとしてのナイキ、そしてリーボックとの関わりや最近のオリンピックで
話題となった水着のメーカーや日本メーカーとの関わりを含め、商業的価値としての
スポーツの舞台裏を見事に描いており、系譜を知るのに適していると思います。

兄弟が始めた "Three Stripes Two Brothers One Feud" は、既に形を変えては
いるものの、私達には想像し得ないスケールで、今でも世界中のプレーヤーを
巻き込みながら拡大しているという事実に驚きを禁じえません。
スポーツを見る目が変わる本

W杯やオリンピックをのほほんと見ていた人に、冷や水を浴びせかけるような本です。アディダスとプーマというスポーツブランドのライバル関係が、今日のスポーツを巡る汚れた金の流れに繋がっていく様には怖気を振るいます。スポーツ選手が平然と金銭を要求し、スポーツブランドが喜んでそれに応じる・・・もうオリンピックを心の底から楽しめる日は来ない、そんな風に思わせてくれます。
とはいうものの、この本は基本的にはスポーツブランドの隆盛と没落を描いたビジネス書。ライブドアや楽天が目論んでいるような、企業の買収劇がアディダスというブランドにおいて如何に演じられたのか・・・詳しく記述されていてとても興味深く読むことが出来ます。ライブドア対ニッポン放送の争い等も、このように詳細にルポされたらすごく面白いのかもしれませんね。
アシックスやデサント、ルコックスポルティフといった日本でも馴染み深いブランドと、アディダスやナイキとの関係は私には目から鱗のお話でした。また、日本サッカー協会とアディダスとの黒い?関係も恐ろしい限り。
ビジネスケースとして秀逸

アディダス、プーマというブランド名に普通のスポーツファンやサッカーファンの人は惹かれるかもしれませんが、この本はビジネス書です。おススメはできません。

一方でビジネス書としては秀逸だと思います。営業と技術を上手く分担していた二人の仲違いにはじまり、ローカルビジネスがグローバルビジネスになっていく中での問題発生、商品の競争力が技術力からマーケティングに移っていく様子、新興企業の隆盛を許してしまった大手既存企業など、面白いトピックが満載です。

また、章立ても各章が短いので読みやすくなっています。ビジネスケースとしては非常に面白い本でした。
オビに惹かれて購入すると後悔・・・するかも

 自分は本屋でこの本と出会い、オビの中村俊輔のことに惹かれて購入
した。が、俊輔のことは殆ど書かれていないのでそれ目的の人は再検討
した方がいいでしょう。

 とはいえ、スポーツシューズ界の中でもビッグネームのアディダスと
プーマが最初はダスラー兄弟商会として一つの靴屋だったなんてこの本
で初めて知った。その後、販売面リーダーの兄と靴製作面リーダーの弟
の不仲により兄プーマ・弟アディダスと別れていき、スポーツビジネス
戦争の話はとても面白い。ナイキ・リーボックとの絡みも面白いし、
日本がこの戦いのなかでも結構大きな舞台を担っており(アシックスと
か)中盤まではグイグイ読ませます。

 この本の欠点は後半失速することだろう。だいたい年代順に語られて
いくのだが、話が古ければ古いほど(本の前半)詳しく生々しい。ドロ
ドロした話も前半?中盤にかけては出てくるのだが、後半はあっさりし
た感じです。まぁ取材される方も古い年代の話はもう時効のような感じ
で口が開き、新しくなればなるほど口が堅かったのかな。

 90年代までの話は非常に面白い。00年代の現代の話(本の終盤)は
正直読んでても惹き込まれるようなものは何もない。

 総評としはお薦めの部類に入ると思う。
もしも仲違いしていなかったら

アディダスとプーマが、兄弟の仲違いによって誕生した企業であることは有名であり、本書ではその両企業の誕生から現在までに触れられている。

どちらかというと、アディダスに関する記述が多くを占めている。

アディダスとリーボックとの経営統合に至る過程なども触れられているものの、近年に関する記述については少々物足りなさを感じずにはいられない。

ただ、近年のアディダスの繁栄に至る紆余曲折に関する充実度は目を見張るものではないか。

仲違いから誕生した両企業、もしも喧嘩しないでいたら、アディダスもプーマもなかったし、日本のサッカーも近年ほどの発展をしていなかったのかもしれないなと思いながら読み進めてしまった。

スポーツビジネスを事例ベースで学びたい人には、格好の資料だと思う。




ランダムハウス講談社
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