アッシジを訪問した素直な感動と写真
アッシジの総合ガイドではない。
作者と縁があるカメラマンがイタリア旅行の強行スケジュールの中で2日間アッシジを訪れた際の感動をつづったものである。
本も百数十ページで、写真が大半を占めるため、アッシジの雰囲気を写真で感じるには適しているし、実際伝え切れていると思うが、本文の部分は正味50ページくらいなので、すぐ読める。
アッシジは聖フランチェスコの街として有名であり、キリスト教徒にとっては巡礼地のひとつになっている。街自体が敬虔な雰囲気を持っており、著者が体験したように、聖フランチェスコが息を引き取った小堂では感動のあまり涙がこみ上げることがあるかもしれない。
アッシジを実際に訪れる機会がある際に、訪れる前夜アッシジに対してのイメージを高めるために本書を携えるのがお勧め。
聖フランチェスコを求めて
聖フランチェスコの祈り。 美しい名文です。 単なる美文ではなく聖フランチェスコの魂からの思いなのでしょう。 この祈りに触れるとなんと清浄な気持ちになることでしょうか!山川さんの素直な言葉の数々もお勧めです。 多くのことを知る必要はありません。この聖フランチェスコの祈りを心にしみこませることがこの喧騒な世界に生きる私たちにとって必要ではないでしょうか。
平和を求めている今の時代だからこそ、読んでみたら?
愛と清貧に生き、小鳥にも説教をしたとして有名な聖フランチェスコ。彼の言葉は、未だに戦争のなくならない世界に生きている私達に、大切なことは何かを教えてくれるような気がします。 聖フランチェスコの有名な「聖フランチェスコの祈り」「太陽の賛歌」の言葉と共に、中世の雰囲気を色濃く残すイタリアの聖地・アシジ(アッシジ)の美しい写真の数々、そこを訪れた山川夫妻達の文面に、無宗教な自分でもアシジの地を訪れているかのような気持ちになります。 美しい写真を見るだけ(としたら高価かな?)でも、心が落ち着くような素敵な本です。 聖フランチェスコを描いた有名な映画「ブラザーサン・シスタームーン」を観てみたくなりました。(しかし72年の映画なので、ビデオも売っていないよう!で残念・・。)
日本教文社
ブラザー・サン シスター・ムーン [DVD] アッシジのフランチェスコ アシジの聖フランシスコ (平凡社ライブラリー) フランチェスコ イエスが愛した聖女 マグダラのマリア
|